【開催レポ】[多胎児のこそだて]セルフケアで自分を癒す、リフレッシュ交流会
「女性のためのピアサポート交流会」第9回目は「多胎児のこそだて」。 当日は、アロマの香りが漂う中で、身も心もリラックスした状態で交流会を行いました。
ひとりで悩まなくていいよ、先輩ママとお話会
今回のピアサポーターは、子育て支援団体であるNPO法人ウィズアイさん。まず最初に、自己紹介と多胎児で苦労したこと&良かったことについて話をしていただきました。
参加者は、子供4人をもつお母さんから、夫が単身赴任でほぼワンオペ状態のお母さんなど様々です。
多胎児で苦労した事については「子どもが小さい頃よりも、成長と共に日々叫んでいます」「辛い」「大変」の声がほとんどでしたが、良かった事については「今が一番大変だけど可愛い」「双子同士や兄弟仲良く遊んでくれるのが微笑ましい」の声があがりました。参加者の中には、「自分が楽になることを考えている」と工夫している様子についても教えてくれました。
続いて、アロマセラピストである桑直子さんから自己紹介がありました。桑さんは、過去に、生と死に直面した10年間があった事を涙ながらに語って下さいました。その後は、ひきこもりになったけれども、ずっとアロマテラピーに支えられてきたそうです。
桑さんによると、アロマセラピーは植物が自分を守るために出している成分を(私達が)頂いているという。好きな香りをかぐことで脳に心地よい刺激を与えれば、ホルモン分泌の指令がきちんと出るようになり、ホルモンのバランスも整って、心やカラダの不調が改善されるそう。
自分が選んだ香りは、その時に自分が欲しているものなので、アロマが「高い、安い」ではなく、嗅覚に効いて選ぶことが大事だと教えてくれました。そうすると身体が緩んでくれるそうです。
色々なアロマの香りを嗅いで、好きな香りを選んでみました。植物はワインと同じように、どこで育ったかが香りに影響するそうです。
A:ティーツリー・・・免疫力向上、殺菌、消臭。インフルエンザ予防にも。
B:野生種のラベンダー・・・虫よけ、癒し、鎮静、殺菌(1つ持つならお勧め)
C:ベルガモット・・・ 柑橘系の香り、鎮静
「そうだ!3つとも混ぜちゃおう」と、桑さんは突然思いついたのか、参加者の好きな香りの割合を増やしながらアロマオイルをブレンドし始めました。そして、”自分だけの特別な香り”を作ってくれました!
桑さんから、自分だけの特別な香り(アロマオイル)をプレゼントされてからは、そのアロマオイルを手に垂らしてマッサージ教室に早変わり。身体に「ありがとう!」と感謝の気持ちを込めながら、身体を巡ってくれることを意識しました。
マッサージをして身体を緩ませた後は、今日の感想を伝え合いました。「日々の自分を振り返るキッカケになり癒された」「アロマの香りにリフレッシュでき、講師の方のお話も心に響いて、良い時間を過ごせました」「昔の自分を思い出し、ゆったり時間を過ごすことができた」
桑さんからは「自分を大事にしてあげることが子どもや旦那にも影響するので、まずは自分を大事にしてほしい。身体に『ありがとうね!』というと動いてくれますよ。寝る前には、自分を『よくやった』と褒めて、緩ませてあげる時間を作って下さいね」そして、「今しかないので楽しんで!時を満喫して欲しい」と温かいエールを送ってくれました。
交流会を終えて
最初の自己紹介では、講師が赤裸々に語り始めたので参加者も真剣に聞き入っていました。桑さんは、当時の記憶がないと言うほど、生と死に直面した10年間があり、その間はアロマセラピーに支えられたという。自分の好きな香りをもつことで、自分が癒されたりリセットできるのはいい方法だと感じました。何か支えがある人は強いですね。
今回、多胎児のお母さんのほとんどが、育児を「大変」「辛い」と話をしていましたが、交流会後は「久々に癒された」「自分を労わりたい」と気持ちに変化があったようで、この時間だけでもサポートできたことを嬉しく感じました。