「清瀬市つながりサポート型事業」のプロジェクト名変更について

コロナ禍で顕在化された課題

コロナ禍においては、女性たちが日常生活や社会生活を営むにあたって、より一層女性であることで様々な困難に直面することが明らかになりました。

経済的な影響では、家庭や社会における性別役割分担意識(※1)などの男女格差を起因とした社会背景により、女性の就業者数は大きく減少しました。そして、その後の雇用回復も男性に比べ後れを取り「女性不況」という言葉も出てきました。

また、従来から様々な理由で困難を抱える女性も多かった中、その悩みは拡大・顕在化され、国連からは女性と女児の対応を中心に据えるよう政府への要請もありました。

(※1)性別役割分担意識:性別を理由として役割を固定的に分ける考え方(例「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」)

今までの活動「コロナ禍に生きる女性のためのSDGsプロジェクト」

そこで、清瀬市では「コロナ禍に生きる女性のためのSDGsプロジェクト」として、R3年度・R4年度にかけて困難に直面している女性たちへのサポートを続けてまいりました。

全ての人が希望に応じて、家庭でも仕事でも活躍できる社会へ

R5年度に入り、ようやく新型コロナウィルス感染症が「2類相当」から「5類相当」へ移行され、世の中はコロナ禍以前の日常を取り戻しつつあります。

さらにコロナ禍を経て、生き方や働き方に対する社会全体の意識も変わりつつあり、今こそ「全ての人が希望に応じて、家庭でも仕事でも活躍できる社会」への変革のチャンスとも言われています(出典:令和5年度男女共同参画白書特集第3節「令和モデルの実現に向けて」)。 

そこで、私たちも変革のチャンスをつかみ、共に前に進むためにも、今年度からプロジェクト名を新たにスタートすることとしました。

新プロジェクト名

清瀬市の夏の象徴である「ひまわり」をタイトルに取り入れ、未来へ向けた明るい印象とするとともに、互いに助け合うピアサポートの「想いやり」の活動を表現しています。

名前の由来「ひまわり×想いやり」

自然環境に恵まれた清瀬市には、夏になると広大な農地に約10万本のひまわりが咲き誇ります。

ひまわりの花言葉は「未来を見つめて」。

今を懸命に生きる女性達が、互いに思いやり、未来を見つめながら共に前に進めるよう、願いを込めています