【開催レポ】[ひとり親]そんなに頑張らなくていいよ。みんなどうしてる?シングルマザーのお話会

シングルマザーと言っても、ビフォアーとアフターもあり様々な悩みを抱えています。今回のピアサポータ―である立川みらいさんは、どんな相談事も拾って下さり、深刻になりがちな悩みを例え話やユーモアを交えてアドバイスしていただき、目から鱗の会となりました。

シングルマザーのお話会

「今日は、少人数なのでざっくばらんにお話しましょう!」との第一声で交流会が始まりました。
元夫との面会交流についてのご相談でした。「面会時間についての時間が取れない。一般的に、子どもが大きくなった時の面会はどうしているのか?」など、聞きたい事や話したいことが沢山あるようでした。

ピアサポーターである立川みらいさんは、「一般的に、面会、養育費、離婚調停についての解決策は難しい。」と伝えながらも、「子どもの成長発達に応じて組み直しましょう」とアドバイスされました。
「面会交流は、あくまでも子どものため。公正証書で決めた事(面会時間など)に固執するのではなく、子どもの成長に応じて見直しましょう。子どもも大きくなると、子どもの世界がある。友達と遊んだり部活が生活の中心となってくる。面会の為に子どもにやりたい事を休んだりさせるのではなく、子どもの成長を応援できる親になりたいですよね。例えば、お葬式の時には、子どもが”泣き崩れる”親になりたいですよね。」とユーモアたっぷりにお話されていました。

「面会時間を決める時は、親都合ではなく子どもの都合を優先すること。子どもが、大好きな野球でレギュラーになりたがっているなら、パパに応援して欲しい。『私はアドバイスできないから、あなたにアドバイスして欲しい』と相手の優位性をくすぐったり、相手が好きなキーワードを使うといいですよ。物は言いようです。あくまでも主体を子どもにして話し合って下さいね」

また、「20歳になったらお父さんとお酒に飲める関係にしましょうよ!」など、パパに夢をもたせてあげたり、花を持たせること。『いいお父さんで良かった』と伝えて、損して徳しましょうね!」

面会や養育費、モラハラへの対応など、話は多岐にわたりましたが、時折交えるユーモアで、終始、和やかな雰囲気でした。

最後に、「自分が相手に揺さぶられないように、時間をおいて(感情的にならずに冷静になって)返信する。そして、基本は、お母さんが楽に居心地よく生活すること!じゃないと家が暗くなりますよ。自分の負担にならない方法を探しましょう」と伝えて、交流会が終わりました。

参加者からは、「とても細やかに話をして下さり、目から鱗のお考えやお言葉選びにすごく引き込まれました。目の前の道が広がった気持ちになり、頑張ろうと思いました」と伝えてくれました。

交流会を終えて

参加者のご相談に対し、様々な事例や例え話をしながらアドバイスをして下さった立川みらいさん。立川みらいさんのお言葉に思わず引き込まれ、共感、納得し、学びが多い時間となりました。

モラハラへの対応では、「『すん!』としてすぐにどこかへ消えるとか、無の境地で淡々と接する、無味無臭でいること」など教えて下さり、言葉の言い回しが豊かでした。
時々、会話で出てくる「すん!」という言葉。思わず検索してしまいましたが、どこにも出てきません。独自の言葉かもしれませんね。

どんなご相談にも応じて下さる立川みらいさんの懐の深さと、周りを包み込むような優しさに、私も思わず相談したくなってしまいました。参加された方が、足取り軽く帰られたのが印象的でした。